青春学園もののライトノベルが好きな人にオススメの作品です。
作品情報
タイトル:「弱キャラ友崎くん」
著者 :「屋久ユウキ」
イラスト:「フライ」
レーベル:「ガガガ文庫」
巻数 :1~10巻
あらすじ
人生はクソゲー。
そう考えて日々を過ごす高校生・友崎文也。
冴えない男子高校生だが、格闘ゲーム「アタファミ」の日本屈指のゲーマーだった。
そんな彼はある日、名前も顔も知らない「アタファミ」のトップゲーマーに会いに行く。
そこに現れたのはなんとクラスメイトの人気女子・日南葵だった。
日南葵は友崎文也の風貌に腹を立てしまいには喧嘩に発展し、お互いヒートアップする。
友崎は人生はキャラ変更ができない”クソゲー”であることを主張すると、何を思ったか、突然日南が友崎に人生の攻略法を伝授していくことを宣言する。
日南のミッション形式のアドバイスに従ううちに彼の取り巻く環境が少しずつ変化していく。
ゲーマーの友崎は、はたして『人生』という『ゲーム』に本気で向き合えるのか?
オススメポイント
オススメポイントは大きく分けて3つあります。
- 主人公の成長過程
- 人生とゲームのリンク
- ミステリアスなヒロイン
主人公の成長過程
主人公・友崎文也は身なり服装がボロボロの冴えない男子高校生です。
そんな彼がヒロイン・日南葵指導のもと徐々に意識を変えていく様は読んでいて面白いです。
人生とゲームのリンク
この作品で度々出てくるゲーム『アタファミ』とは
大人気ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』のようなゲームで、
この『アタファミ』が強い主人公・友崎文也は人生をゲームに置き換えて考えることができるため、呑み込みが早く、
日南葵から出されるミッション形式の課題にどんどん取り組んでいきます。
努力の仕方であったり目標の立て方だったり、ゲームと人生をリンクさせる着眼点が面白いです。
ミステリアスなヒロイン
友崎文也に人生攻略の指南をする日南葵。
日南葵について、クラスで人気のパーフェクトヒロインであると感じる反面、
パーフェクトヒロインを”演じている”と感じさせる部分もあるのです。
この二面性が日南葵というキャラクターを際立たせて魅力的なキャラクターにしています。
魅力成分
まとめ
高校生活をメインに展開されていく物語。
定番の学校行事、恋愛イベント、学園ものの王道をいきつつそこに「アタファミ」という格闘ゲームを絡めて展開されていくとても面白い作品です。
「青春学園もの」が好きな人、ゲームが好きな人は特に面白いと感じるはずです。
そうでない人もあっという間に読めてしまう、面白い作品なので是非読んでみてください。
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